全国の医療機関を公開データから探す

データ時点:2026年6月1日

休日・夜間に具合が悪いときの相談先

公開 2026-11-07最終確認 2026-11-07まちの医療ナビ編集部

夜や休日に迷ったら、まず相談窓口へ

夜や休日に具合が悪くなり、救急車を呼ぶか迷ったときは、#7119(救急安心センター事業)に電話すると、医師や看護師などが緊急性を判断して助言してくれます。子どもの症状なら#8000(子ども医療電話相談)、自分で受診先を探すなら厚生労働省の医療情報ネット(ナビイ)の「急いで探す」が使えます。ただし、意識がない、呼吸が苦しいなど一刻を争うと感じたら、相談せずにすぐ119番です。

このページの要点

  • #7119は、救急車を呼ぶべきか、すぐ病院へ行くべきか迷ったときに医師・看護師などに電話で相談できる窓口で、消防庁のページでは全国42地域で実施とされています。
  • #8000は、休日・夜間の子どもの症状について保護者が小児科医師・看護師に電話で相談できる窓口で、受付時間は都道府県ごとに異なります。
  • 厚生労働省の医療情報ネット(ナビイ)の「急いで探す」では、現在診療中の医療機関や休日・夜間の当番医を現在地やエリアから探せます。
  • 意識がない、呼吸が苦しいなど一刻を争うと感じたときは、相談窓口ではなく迷わず119番に通報します。

救急車を呼ぶか迷ったら「#7119」

#7119は、急な病気やケガで「救急車を呼んだ方がいいのか」「すぐに病院へ行くべきか」迷ったときの電話相談です。消防庁によると、医師・看護師・救急救命士などが対応します。

相談で受けられることは、主に次の3つです。

  • 応急手当の方法についての助言
  • 受診できる医療機関の案内
  • 緊急性が高いと判断した場合の119番への転送(またはかけ直しの依頼)

厚生労働省の「上手な医療のかかり方.jp」は、家族の様子がなんとなくおかしいとき、腹痛がつらく今すぐ受診すべきか迷うとき、ケガで出血していて救急車をためらうとき、といった場面を例に挙げています。電話口で症状を聞き取り、緊急性があるか、すぐ受診する必要があるかを判断します。緊急性が高くないと判断された場合、受診できる医療機関や受診のタイミングを教えてもらえると説明しています。

注意したいのは、#7119は全国どこでもつながるわけではないことです。消防庁のページでは全国42地域で実施とされています。実施地域以外でも、別の番号で救急電話相談を行っている地域があります。お住まいの地域の番号は、引っ越したときや旅行前に一度確認しておくと安心です。

子どもの急な症状は「#8000」

#8000は、休日や夜間に子どもの症状でどう対処すればよいか、病院を受診した方がよいか迷ったときに、保護者が小児科医師・看護師に電話で相談できる窓口です。押すと、お住まいの都道府県の相談窓口につながります。

受付時間は都道府県ごとに違います。厚生労働省の実施状況一覧(令和8年5月22日現在)から、いくつか例を挙げます。

項目内容
24時間365日の例茨城県、埼玉県
夜間のみの例北海道(平日・休日とも19時〜翌朝8時)
全国共通の点47都道府県すべてで深夜0時以降も実施
つながる電話一般ダイヤル回線・携帯電話(「#8000使用」の窓口)

相談時間は変更されることがあるため、最新の時間は都道府県の案内で確認してください。#8000は診断をする窓口ではなく、症状に応じた対処の仕方や受診の目安について助言を受ける窓口です。

電話がつながりにくいときは消防庁のアプリ「Q助」

消防庁の「全国版救急受診アプリ(愛称:Q助)」は、病気やケガのときに緊急度を判断する手助けをするアプリです。Web版とスマートフォン版があります。

  • 画面に出る選択肢から、当てはまる症状を選んでいく
  • 緊急度に応じた対応が、色とともに表示される
  • スマートフォン版では、最も緊急度が高い「赤」のとき、そのまま119番に通報できる
  • 自分で受診する場合は、医療機関や受診手段(タクシーなど)を検索できる

あくまで判断の手助けです。アプリの結果にかかわらず、不安が強いときは電話相談や119番を使ってください。

休日・夜間に開いている医療機関の探し方

受診先を自分で探すときは、厚生労働省の医療情報ネット(ナビイ)が基本になります。全国の医療機関・薬局を会員登録なしで検索できます。

  1. トップの「急いで探す」を選ぶ。現在診療中の医療機関や、休日・夜間当番医を、現在地やエリアから絞り込めます。
  2. 「受付時間」で探す。今から受診できる医療機関や、薬を受け取れる薬局を探せます。
  3. 見つけたら、出かける前に電話で診てもらえるか確認する。

自治体によっては、電話で受診先を案内する窓口もあります。たとえば東京都の「ひまわり」(03-5272-0303)は毎日24時間、医療機関を案内しています。休日の当番医を市区町村の広報やホームページで知らせている地域もあります。

当サイトでも、都道府県・市区町村ごとの医療機関一覧で、土曜や18時半以降に診療しているかどうかをまとめています。ただし、元のデータは厚生労働省の公開データ(2026年6月1日時点)なので、休日の当番や臨時休診までは反映されません。受診前に必ず医療機関へ確認してください。

救急車をためらわなくてよいとき

相談窓口は「迷ったとき」のためのものです。明らかに命にかかわると感じる場面では、相談に時間をかけず119番に通報します。#7119の相談中でも、緊急性が高いと判断されれば119番につないでもらえます。

一方で、救急車の出動は増え続けています。令和7年版消防白書によると、令和6年中の救急自動車の出動件数は771万8,380件で、前年より増えました。消防庁は、救急車を必要な人が適切に使えるよう、#7119やQ助の普及を進めています。

休日や夜間に受診すると、診療時間内より費用が高くなることがあります。たとえば令和8年度の医科診療報酬点数表では、休日の初診に休日加算250点が加わります。ただ、費用を気にして受診をためらう必要はありません。迷ったら、まず相談窓口で緊急性を確かめてください。

ふだんからできる備え

いざというときに慌てないよう、次のことを家族で共有しておくと役立ちます。

  • お住まいの地域の#7119(または救急電話相談)の番号と、#8000の受付時間
  • 近くの休日夜間急患センターや当番医の調べ方
  • 持病や飲んでいる薬、アレルギーのメモ
  • マイナ保険証(または資格確認書)の置き場所

厚生労働省は、日ごろから健康のことを相談できる「かかりつけ医」を持つことも勧めています。かかりつけ医は、診療時間外も地域の医療機関と連携して対応できる体制づくりを担うとされています。症状や受診先の判断で迷うときは、医師や公式の相談窓口に相談してください。

あわせて使えるページ

参考にした資料

内容は2026年11月7日時点で上記の資料をもとに確認しています。制度は変わることがあるため、手続きの前に公式の情報を確認してください。

ほかの医療のコラム

医療のコラムの記事一覧へ

よくある質問

#7119はどこでもつながりますか?

つながるのは実施している地域だけです。消防庁のページでは全国42地域で実施とされており、実施していない地域では別の番号で救急電話相談を行っている場合があります。

#8000は何時までつながりますか?

都道府県ごとに異なります。厚生労働省の一覧(令和8年5月22日現在)では、24時間365日の県もあれば、19時から翌朝8時までの地域もあります。

相談すると病院を紹介してもらえますか?

#7119では、緊急性が高くない場合に受診できる医療機関や受診のタイミングを案内しています。#8000は対処の仕方や受診の目安の助言が中心で、診断はしません。

休日夜間の当番医はどこで調べられますか?

厚生労働省の医療情報ネット(ナビイ)の「急いで探す」で、休日・夜間当番医を現在地やエリアから探せます。市区町村の広報やホームページで当番医を案内している地域もあります。

このページを引用・参照するとき

出典の表記例:「休日・夜間に具合が悪いときの相談先|#7119・#8000・当番医の探し方」まちの医療ナビ(https://machi-iryo-navi.com/column/kyujitsu-yakan-soudan/)2026-06-01更新

出典:厚生労働省「医療情報ネット オープンデータ」(公共データ利用規約 第1.0版)を加工して作成。

▲